退団1周年だった。
あれから1年。まだたった1年か、という感覚。
いろいろなことがあった。一番大きかったのは、舞台刀剣乱舞で刀剣男士になった綾さんを観られたこと。もともと好きな刀剣乱舞と、もともと好きな綾さんが、出会う日が来るなんて。発表から千穐楽の日までずっと夢のようだった。
退団後初出演作品の『阿国』も忘れられない。心の奥から動かされた。舞台を、役者を、演じることを、演劇を愛するすべての人を寿ぐようなあの作品に出会えて幸せだった。
正直、自分の中の心境の変化は感じている。在団中は、何かに追い立てられるような不安や焦りを抱えながら劇場の椅子に座ったり、このまま死にたいと思うほどの多幸感に包まれながら劇場をあとにしたりすることがあった。今はそこまでのダイナミックな感情の起伏がない。出るグッズは全部買う、というコンプリート主義もやめてしまった。穏やかに、少し離れたところから、綾さんの第二の人生を見守りたい、という気持ち。綾さんの幸せを心から願っている。
応援のスタンスは少し変わったけれど、綾さんのことが大好きなのは変わらない。これからも。綾さんが綾さんの願う人生を叶えられますように。