20230620-『風中の縁』

『風中の縁』を観終わった。

「瑯琊榜を観たのなら、これも胡歌がかわいそうでおすすめできるよ」と言って貸してくれたBlu-ray。結局9ヶ月くらい借りっぱなしになってしまってとても申し訳なかった。家でゆっくりBlu-rayを観る時間がほとんどないことに気がついた9ヶ月間。寝る前に1話だけでも……と観始めると数分ですぐ寝てしまう。観終わるのに本当に時間がかかったけど、内容はおもしろかった。

由緒ある血筋だが、事情があって狼に育てられた女性。ある日砂漠で、とある男性二人と運命的な出会いを果たし、彼女は都に出ることを決心。都で男性たちと再会し、後に三角関係へ。そこに宮中でのごたごたも絡んできて……という感じ。

文化系で影がある儚げな男性と、体育会系で華やかでたくましい男性に同時に愛されちゃって、わたし大変!というのが主軸で、いかにも少女漫画という感じ。中盤以降は政治的な話が絡むのでその雰囲気が薄れる場面も多かったけれど、どっちつかずな態度を取るヒロインにイラッとすることもあった。私は恋愛関係よりも、政治的な策略や陰謀が描かれるドラマの方が好きなのかもしれない。

とはいえ、無忌を救おうと自らの命を削る九爺はとてつもなく切なかった。恋愛面が濃く描かれてきたからこその切なさ、不憫さ。確かにかわいそうだった。

唯一、涙した場面がある。謹言の最期。まさか謹言の死があんなに悲しいと思わなかった。九爺に死に様を見せまいと、最後まで気遣う健気さ。死んだの無忌のせいだし。かわいそうだった……。

終盤、数話だけディリラバが出てきた。驚いた。「ディリラバという美人の俳優がいる」ということは知っていたけれど、顔を認識しておらず、この美人はいったい……え、この人がディリラバか!と新鮮な出会いを果たせた。本当に美しかった。脇役なのに画面の脇にならない。ディリラバがいるところが世界の中心のようだった。

母に『風中の縁』を観終わったことを伝えると、待ってましたと言わんばかりに『成化十四年』を勧められ、強引に第1話を観せられた。確かにおもしろそうだった。けれど今は他に読みたい本や観たいライブ映像があるので、またいずれ……。

20230619-ディリラバ

図書館に行こうと思っていたのに、行かなかった。小鳥のエサを買いに行こうと思っていたのに、行かなかった。一歩も家から出なかった。

一日中華ドラを観た。「風中の縁」。

残り10話を切ったところで、ものすごく美しい女性が登場した。画面に映っていると目が離せない。とにかく美しい。

誰だろうと思って調べたらディリラバだった。名前はたくさん聞いていたのに顔を認識していなかったので、いまさら新鮮な出会いを果たせた。美しかった。

ディリラバの顔をたくさん見られるドラマを観たい。

20230618-タイフェスティバル

みなとみらいで開催されたタイフェスティバルに行った。

いくつかの屋台が立ち並び、タイのお土産品や料理を売るというもの。付近のぴあアリーナでは、タイのスター俳優たちがコンサートを開催していた。

私は、去年開催されたタイ俳優のファンミーティングの記念Tシャツを着て行った。このTシャツは、母と妹がイベントに参加したときに買ったらしい。私はイベントに行っていないし、そもそもタイのエンタメ作品にほぼ触れたことがない。タイドラマファンの母と妹は着るのが恥ずかしいとのことで、事情をよくわかっていない私が着て、服としての本分を全うさせてあげたわけだ。

フェスティバルでは、タイの伝統的(?)な花飾りを買ったり、ハーブソルトのかかったフライドポテトを食べたり。母と妹とお揃いのミサンガを買って、足に巻いたりもした。ミサンガを巻いたのは初めてだったかもしれない。

会場は商業施設前の広場で、そこには床から水が噴き上がる水遊び場があった。気温が30度近かったこともあり、水着姿の子どもたちが水の柱を取り囲んでおおはしゃぎしていた。水が少し高く噴き上がるだけで大歓声。子どもの笑い声を聞くと、それだけでなんだか良い日のように思える。サックスカルテットの路上ライブを聴きながら、水遊びをする子どもたちをしばらく眺めていた。

そのあとは、商業施設に入ってたこやきを食べたり、服を買ったり、コメダ珈琲でシロノワールを食べたり。そういえば、シロノワールを食べるのも初めてだった。

母と妹と3人で出掛けるのは久しぶりだった。こういう休日は貴重だ。もっとこういう時間が増えたらいい。

20230617-チケット発売日

観たかったコンサートのチケットが取れなかった。

取れなかったというより、取らなかった。チケット発売日をすっかり忘れていた。12時発売だったのに、気づいたのが15時。とっくに売り切れていた。

大好きな舞台シリーズの楽曲がラインナップに入っているのに。忘れてしまったことが許せなかった。

チケット譲渡を探してはいるけどどこにもない。自業自得。自己嫌悪。

20230616-『推しの子』

先日、『推しの子』を一気読みした。

私はなぜか、「アイドルだった亡き母を救うために娘がタイムスリップする話」だと思い込んでいて、アクアはその娘が男装したときの姿だと勘違いしていた。読んで驚いた。

MEMちょが好き。健気な最年長。とても仕事ができる。MEMちょが報われてほしい。

ルビーの瞳が黒くなってからが良い。復讐を遂げてほしいな。

漫画を一気読みしたあとでアニメの1話を観た。アイの最期は泣いてしまった。漫画の序盤には、十数年後の関係者のコメントみたいなものが差し込まれていて、アニメでそれをどう表現するのだろうと思いながら読んでいたのだけど、ばっさりカットだった。漫画ではそれがあることによって不穏さが演出されていたけれど、アニメはアニメでその後の展開のサプライズがより盛り上がるように感じた。両方ともおもしろかった。

推しの子とか、ガチ恋粘着獣とか。仄暗い芸能界やそれを取り巻く厄介な人を描いた漫画がおもしろい。自分もオタクだけど不思議と自己嫌悪に陥ることもなく、他人事として楽しめている。今後の展開が楽しみ。

20230615-舞台『Shakespeare’s R&J』

舞台『Shakespeare’s R&J』を観た。

寄宿学校で規則に縛られた生活を送る男子生徒4人が、夜中に寮を抜け出し、辿り着いた場所で拾った『ロミオとジュリエット』の戯曲を読み、演じ進めるうちに、現実と虚構の境界が曖昧になって……というストーリー。

劇場は東京芸術劇場シアターウエスト。脚本、構成、美術等はさすがだった。観客に委ねる割合の高い演劇は好きです。

ただ、作りが良いとやはり俳優陣の稚拙な部分が浮き彫りになり、正直残念に思うときもあった。仕方ないことなのだけど。ジュリエットを演じていた木戸くんが一番良かったかな。

ロレンス修道士とジュリエットが会話するシーンで、劇中劇だけでなく男子生徒たちの生きる現実世界でも、ジュリエット役の生徒が本物の刃物を取り出して、他の生徒が驚き後ずさる……というくだりがあった。それが伏線で、ラストシーンで生徒たちが本当に死んでしまうのではないかと想像したが、そうではなかった。むしろ、ロミオ役だった生徒が一人で舞台に残り、あとの三人はあっという間にいなくなる、という最後だったので、すべてロミオ役生徒の妄想……?と、ひんやりした後味が残った。

20230614-中華街

先日、中華街の食べ放題に行った。

私は元々、中華料理があまり得意ではない。加えて、その日は胃腸の調子が良くなかった。結果、食べ放題なのにそんなに食べなかった。学生時代なら、元を取ろうと必死になって詰め込んでいただろうに、私も年を取ったものだと思った。

初めて紹興酒を飲んだ。甘くてまろやかで、それでも酒らしくて、これもあまり飲めなかった。

飲めず食べられずの食べ放題。でも気心知れた友人たちとの食事だったので楽しかった。こういうものは、何を食べるかではなく、誰と食べるか。きっとそういうことなんだろう。

20230613-『SHARK』

『SHARK』を観終わった。シーズン1。

平野くんが退所してしまってから観る『SHARK』は、ミズキの台詞にちょっと違うニュアンスを感じてしまったりして、正直複雑だった。邪念なく観られるうちに観ればよかったか、今だからこその観かたができたことを喜ぶべきか。

半分くらいまでは、ミズキの言動や行動に文句を言いながら鑑賞していたけど、ミズキの過去が暴かれてからは彼のアンバランスさに納得がいった。結局彼の喉は治るのか、前みたいな声で歌えるのか……治りはするけど、がむしゃらに歌うことはもう二度とできないだろうなあ。

海くんが一番好きだった。ボーカル争いのエピソードでも、恋敵であるはずのカズキの恋を応援するエピソードも、カズキ亡き後ヒロインの痛みに寄り添うエピソードも。濵田くんが演じるからこその温かさと痛々しさがあった。濵田くんがより好きになった。

続けてシーズン2を観る予定。楽しみ。

20230612-1周年

退団1周年だった。

あれから1年。まだたった1年か、という感覚。

いろいろなことがあった。一番大きかったのは、舞台刀剣乱舞で刀剣男士になった綾さんを観られたこと。もともと好きな刀剣乱舞と、もともと好きな綾さんが、出会う日が来るなんて。発表から千穐楽の日までずっと夢のようだった。

退団後初出演作品の『阿国』も忘れられない。心の奥から動かされた。舞台を、役者を、演じることを、演劇を愛するすべての人を寿ぐようなあの作品に出会えて幸せだった。

正直、自分の中の心境の変化は感じている。在団中は、何かに追い立てられるような不安や焦りを抱えながら劇場の椅子に座ったり、このまま死にたいと思うほどの多幸感に包まれながら劇場をあとにしたりすることがあった。今はそこまでのダイナミックな感情の起伏がない。出るグッズは全部買う、というコンプリート主義もやめてしまった。穏やかに、少し離れたところから、綾さんの第二の人生を見守りたい、という気持ち。綾さんの幸せを心から願っている。

応援のスタンスは少し変わったけれど、綾さんのことが大好きなのは変わらない。これからも。綾さんが綾さんの願う人生を叶えられますように。

20230611-緊張

子どもたちの前で絵本を読んだ。

普段からわりと読む機会が多いけど、今回は少し事情が違う。地域のボランティア団体主催のおはなし会にゲストとして出演し、しかもトップバッターで読むことになっていた。

私は緊張が体に出やすい。息が上がったり、手が震えたり、顔が引き攣ったり。今回も緊張してしまうのではないかと不安だった。

結論から言うと、杞憂だった。子どもたちの反応が良くて、まったく緊張しなかった。息も上がらない。手も震えない。顔も引き攣らない。むしろ楽しんで読みきることができた。

以前、親子連れ十数組の前で15分ほど一人語りをするという経験もしたことがある。この緊張しいの私には絶対に無理だと思った。でもなんとかなった。楽しかった。子どもの反応が良かったから。

つくづく、こういうものは受け手次第だと思う。アイドルがよく「お客様に助けられた」と言うのは、こういうことだ。私もよき受け手でありたいものだと思った。